当院では、代替療法を積極的に行っています。
そのひとつに、オゾン療法があります。日本ではまだ、あまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパでは広く実施されている治療法で、なかでドイツでは、健康保険が適用されています。
オゾン療法は、肛門からオゾンガスを注入する注腸法を用いており、動物へのストレスは最低限です。
オゾン(O3)は酸素原子3個でできた気体のことです。オゾンは不安定なため酸素(O2)に変わろうとひとつの酸素原子(O)を放出します。いわゆる酸化反応です。「酸化」=「悪いこと」という印象を持ちがちですが、実は 酸化によって生まれた活性酸素も、少量であれば良い働きをすることがわかっています。
この活性酸素は 細胞を活性化させることによって、抗酸化力を高めます。さらに赤血球・白血球・血小板にも働きかけ、体内の酸素化と免疫力の向上、血流を改善させます。
「適応症」
がんの補助療法として
関節炎や椎間板ヘルニア
アトピーやアレルギー、感染症などの皮膚疾患
さまざまな病気の補助療法として
高齢に伴う様々な症状、アンチエイジング
このように、多くの病気で効果が期待されます。病気に対して治療を受けているのだけれど、経過が思わしくない、あるいは、よりよい生活のためにしてあげられることはないだろうか、とお考えの飼い主様で、オゾン療法をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
