フィラリア症(犬糸状虫症)

【フィラリア症とは】

寄生虫であるフィラリアの幼虫が蚊を媒介にして心臓の機能障害を引きをこす感染症

それがフィラリア症(犬糸状虫症)です😥

フィラリアに寄生された蚊が犬の血を吸うことによって感染します

フィラリアは成虫になると右心室の肺動脈に寄生します

右心室は肺に血液を送る役割をしている場所なので、ここにフィラリアがいると肺に十分な血液を送れず

また、帰っても来なくなります。

そのため、息が荒い・慢性的にセキをする・腹水がたまる・運動を嫌がる又は失神する

などの症状が出ます。

ここで、猫や人間も蚊に刺されることがあるので予防が必要なのでは?と思うかもしれません

でも、猫や人間のフィラリア予防の話は聞かないですよね。

猫もフィラリアに感染したことはあるようですが、猫の体ではあまり成虫が育たず

また、人間には感染しません。

なので、ほとんど犬の病気だという認識でいいと思います❗

【予防時期】

フィラリアの予防時期:6月~11月

(蚊が飛び始めてから1ヶ月後~蚊が居なくなってから1ヶ月後)

【予防可能な年齢】

生後2ヶ月から可能です

【予防薬の種類】

ラパス動物病院では

・パナメクチン(錠剤タイプ)➙毎月1回の投薬

・イベルメック(おやつタイプ)➙毎月1回の投薬

・プロハート(注射タイプ)➙1回の注射で6ヶ月分

の3種類を使用しています。

ご自分のワンちゃんに合ったものを獣医師と相談しつつ使用してください✨

なお、予防薬は体重に合わせて処方しています

まだ成長段階のワンちゃんにはまとめて6ヶ月分処方できず

月ごとに体重を測っての処方になることをご了承ください😌💕

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