エキゾチックアニマル

ハリネズミ外来

当院ではハリネズミの診療に力を入れています

ハリネズミも犬猫同様、呼吸器疾患、細菌や寄生虫の感染症、皮膚疾患など様々な病気にかかります。
例えば幼弱なハリネズミにおいては、皮膚疾患を起こすこともしばしばあります。
皮膚糸状菌症であれば針が抜ける、フケが多い、耳がギザギザして見えるなどの症状があり、診断は真菌培養検査を実施します。治療には抗真菌薬を用います。

 


雌のハリネズミで多い生殖器疾患は子宮の病気です。


血尿が出て病気に気づくことが多いこの病気は、膀胱炎による血尿と生殖器からの出血による血尿かどうかを判断する必要があります。


雌の高齢のハリネズミでは実は子宮の病気が多いこともあり、注意が必要です。


それにはもちろん尿検査が必要ですがその他に触診や画像検査(超音波検査)を行い診断をつけていきます。子宮の病気であれば、外科的治療も視野に入れ治療を行っていきます。

当院ではハリネズミの診療にも力を入れておりますので、何か症状があればもちろんのこと、些細なことでも構いませんのでお気軽に相談ください。

ハリネズミの腹部エコー検査もしっかりと行っています。


ハリネズミはまるまる習性があることから、他の動物のように腹部の超音波診断をすることが容易には出来ません。そのためハリネズミのお腹の中確認が必要な様々な病気、例えば、子宮の感染症や腫瘍、膀胱の病気、肝臓腫瘍など肝臓の病気など診断がつかずに治療や手術が遅れてしまうことが少なくありません。


ラパス動物病院ではハリネズミを麻酔科にて腹部超音波検査を積極的に行っています。