エキゾチックアニマル

デグー外来

デグーの診察を丁寧に行っています。

デグーは、齧歯目でネズミの仲間で、完全草食性の昼間活動する動物です。人慣れしやすく、近年ペットとして人気があります。社会性が高く、野生下でも小さな群れで暮らしているため、十分なコミュニケーションをとってあげる時間が必要です。

デグーで見られることの多い病気を紹介します。


不正咬合:

デグーの歯はウサギと同じように一生伸び続けます。通常は牧草などを噛むことで歯が磨耗していきますが、ペレットなどのやわらかい食事ばかり食べていると、歯が伸びすぎて噛み合わせが悪くなります。これが不正咬合です。よだれ、歯ぎしり、食欲不振などの症状がみられます。不正咬合になると頻繁にくしゃみをする、よだれが出るなどの症状が出るほか、食欲の低下や胃腸の疾患にもつながります。これらの病気を予防するためにも、歯が伸びすぎていないか、こまめにチェックすることが大切です。


糖尿病:

デグーはほかの動物よりも糖分を代謝しにくい体質です。そのため、高カロリーの食事や糖分が多い食べ物を与えると、糖尿病を発症しやすくなります。チモシー(牧草)を主食とし、甘いおやつやペレットは与えすぎない、きちんと運動させるなどして予防しましょう。


ビタミンC欠乏症:

デグーは体内でビタミンCを生成できないといわれています。ビタミンCが足りなくなると体重があまり増加しない、動きたがらない、衰弱、歯肉からの出血、足を引いて歩くといった症状が現れます。予防するには、ビタミンCを含むペレットを与える方法が一般的です。


尾抜け:

デグーは、尻尾の皮膚がとてもはがれやすく、尾をつかんだり、どこかに引っ掛けたりすることで簡単に皮膚が裂けて中がむき出しになってしまうことがあります。しっぽの皮膚が剥がれてしまった場合、皮膚が無い部分が壊死して脱落してしまうか、自分で噛み切ってしまうこともあります。その場合、外科的手術でしっぽの一部を切除する可能性もあります。

当院では、3か月ごとの定期検診をお勧めしています。

デグーのペットホテルも行っています。


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